結婚式での羽織りものとして人気のストールは、様々な種類がありボレロやジャケットと並んで人気です。
一つあるだけで見た目も華やかになり、使い方を知っていると露出が基本NGの昼間の結婚式や、華やかでOKな夜の結婚式もオールマイティでいけます。
何より嬉しいのは、ドレスを何着も買うよりストールのアレンジを知っているとお財布にも優しいことです。アレンジの仕方で表情が全く変わってきますし、結び方を知っておくと普段にも使えるのは間違いないです。
ストールは巻き方や結び方で印象が変わるので、どんなふうに合わせるのか悩んでいる方も多いのではないですか? 一緒に結婚式のストールの選び方や結び方、マナーまで見ていきましょう。
結婚式でストールを使うメリット
ストールの強みといったら、やはりその華やかさです。ドレスの美しさを引き立ててくれ、簡単にワンランク上のおしゃれを実現します。
ストールが揺れて動いて、優美なドレススタイルに導いてくれます。最近では色んな素材のストールがあるので、あなたのドレスにぴったりのものを選んで下さい。
ボレロやジャケットだと使い方はワンパターンになりがちですが、華やかにドレスをコーデしてくれるのが、ストールのメリットといえます。
ストールの結婚式マナー
結婚式や披露宴では、肌の露出を控えるのがマナーです。結婚式でノースリーブのドレスを着る場合、ボレロやストールを羽織るのが一般的です。
でもストールを羽織る歴史は古くはないため、半袖や長袖の服の上にストールを巻くのは正式ではない印象を持つのは、年齢層が高い方に多いです。
ストールを巻くのは決してマナー違反ではありませんが、袖のある服装にストールを巻く場合、小物やアクセサリーの扱いとなります。
親族の方におすすめの羽織りものなら、やはりストールです。着る人の年齢を選ばず、それ一つでエレガントなスタイルへと導いてくれます。
結婚式のストールの選び方
ストールの素材は様々ですし、生地によって相手が受ける印象も変わってきます。あなたのドレスにぴったりの素材をチェックしてみて下さい。
ストールによく使われる素材は、シルクやシフォン、オーガンジー、サテンなどです。他にはレースやラメニットなどで編まれているものもあります。
シルクやサテンはつるつるした光沢があります。秋冬ならウール混、春夏なら薄手のコットンでも良いでしょう。
レース
清楚な雰囲気とエレガントなスタイルになるレース素材は、年齢を問わずに選ばれています。きちんと感も華やかさもあり、女性の美しさを引き出してくれます。
レースも編み方によっては透ける感じが涼しげに見え、太い糸や厚手に編まれているものは可愛さをアピールできます。
シフォン
シフォン素材はふわっと軽く羽織ることができます。編み目の細やかさや少しの透け感がきちんと感を演出し、大人の余裕を感じさせてくれます。
ニット素材
伸縮性があり保温性の高い素材です。冬場に羽織っていきたくなりますが、羽毛ニットだとカジュアルすぎてしまい、フォーマルの場には不向きです。羽毛でないニット素材を選べばOKです。
結婚式に向いているのは、伸縮性があって華やかなラメ加工がされているニット素材です。
ストールの色
基本的に羽織りものは白でもOKです。白いストールを結婚式で着用しても問題ありません。
しかし全身白コーデにならないように、色味の濃いドレスに合わせると良いです。遠目から見て白い服装に見えそうだったら、巻き方などを工夫してみて下さい。
結婚式は華やかな祝福の席です。様々な年代の方が集う式場なので、黒系ストールは避けたほうがいいでしょう。全体的に黒っぽいコーデは喪のイメージがあります。
葬祭を連想させてしまうので印象がいいとは言えません。ドレスは明るい色にするなど華やかな装いにするよう心掛けてください。
おすすめはゴールドやシルバー、パステルカラーです。基本的に無地はフォーマル度が高いので、格式高い結婚式に招待された場合は無地のストールがおすすめです。
派手な柄やファー素材、アニマル柄などカラフルなものは結婚式には不向きです。
ストールの結び方・結婚式は華やかさを意識する
ストールの巻き方を紹介します。マンネリしがちな結び方にひと工夫でアレンジした巻き方も紹介します。
基本は前結び
結婚式パーティのドレスはノースリーブも多いです。おしゃれというだけでなくマナーや体の冷えを抑えるためにも、ストールを羽織りたくなりますね。
そのまま肩からかけるだけではチョットだらしない印象になりかねません。そこで簡単に結べてかわいいのが前結びです。上半身を包み込むようなイメージです。
前結びのスタイルは一般的なストールの巻き方なので、知っている方も多いかもしれません。結び方はとても簡単です。ストールを広げてから肩からかけ、左右のストールを真ん中で交差させたら、軽くひと結びします。
ポイントは左右の長さを揃えるようにしてから肩からかけ、結び目がみぞおちあたりにくるように意識することです。
シフォン素材はドレスを華やかに見せてくれ、露出も控えられるので結婚式やフォーマルな場に向いています。ふんわりとした優しい雰囲気になり、気になる二の腕カバーもできます。
後ろ結びのボレロ巻きは食事でも邪魔にならない
結婚式の衣装に人気のボレロですが、ストールでもボレロ風に仕立てられます。肩にかけたストールを後ろで結び、襟付きのボレロ風に見せる巻き方は、簡単ながら上品なスタイルになります。
ストールのふわふわした印象がスマートにカチッと決まり、ボレロのようなスマートなラインになります。またノースリーブの腕を隠し、ノーマルなドレスにワンポイントを加えてくれます。
ボレロを購入するよりもストールであれば通常のストールとして巻くこともできるので、一枚でいくつもの応用が利きます。
普通にストールを肩にかけ、左右に垂れるストールの長さが同じになるように調整します。次に左右の両端を脇の下から背中側に回し、ウエストあたりで先端をひと結びます。
短いストールの時は軽く結び、長い場合は人にお願いしてリボン結びしてもらうといいですね。結ぶのが難しい場合はストールクリップなどを利用すると楽に止められます。
ボレロ風の巻き方アレンジとして、通常は背中に回したストールの下に結び目を入れますが、あえて上に出してブローチで留めても良いでしょう。大ぶりの花やコサージュをつけると結び目が気にならなくなります。
ボレロ風はドレス全体がすっきり爽やかなイメージですが、あまり強く結ぶと腕がうまく動かないので要注意です。後ろで結ぶ時にやや緩めにしておくのが、腕を動かしやすくするポイントです。
ストールがずれないようにするには?
結婚式でストールがずれないようにする巻き方は、ストールを後ろから羽織って前でつまんで輪ゴムで縛ります。少しくシュクシュさせてお花っぽくさせると可愛いです。ボレロ風の巻き方もずれにくいのでおすすめです。
結婚式の食事中ストールはどうする?
結婚式での悩みは食事の時にストールが邪魔になるというものです。前で結んでみてもボリュームのある素材だと邪魔になるし、ストールの裾が料理について汚れてしまう心配もあります。
披露宴の食期の時だけ外している人も多いですが、食べるときは外してたたんでおく方がいいでしょう。ストールが落ちて汚してしまったらカッコ悪いですよね。
またゲストでの出席の場合、ショールを羽織ったまま食事をするとマナー違反になりますので、外して食事するのをおすすめします。
まとめ:マナーに適した華やかな装いで素敵な時間を過ごして
結婚式のお呼ばれに、すぐに使えるストールの巻き方を紹介しました。ストールは巻き方一つでドレスの表情を変え、あなたの印象を自由に変えることのできる魔法のアイテムです。
シフォンやラメがちりばめられたものなどを使ったストールを選んで、フォーマル感を演出して下さい。
難しいようでやってみるととても簡単ですし、結婚式のパーティのたびにドレスを新調するよりずっとリーズナブルです。お洒落なストールの結び方をマスターして、結婚式やパーティに臨んで下さい。
結婚式のストールの悩みがなくなることを願っています。