40代というと若い頃はバブルの名残がある時代です。派手な生活を経験してきた人も多いのではないですか?
しかし40代を迎えたら目指すのは、変わらない可愛らしさと上品さでしょう。年齢を感じるようになった年代だけに、自分自身のお手入れもしていかないと、ここから一気に老けこんでしまいます。
ヘアスタイル一つで印象は違い、前髪ありかなしかでもグッと印象は変わります。
以前より前髪が薄くなってきたと感じていたり、どうせ前髪が薄いからできる髪型などないと悩んでいたら、まずは前髪が薄くなる原因を知るのが大切です。そして対策をしていきましょう。
前髪が薄くなる原因
加齢による女性ホルモン減少が進むと女性の中にある男性ホルモンの活動が活性化され、ヘアサイクルを乱してしまいます。髪の毛の成長を止めて前髪の薄毛などに繋がることもあります。
薄毛は頭皮の毛穴環境悪化やストレス、ホルモンバランスの乱れが原因と考えられます。薄毛になると癖も同時に出てくるようになります。くせ毛は毛穴環境が悪いと充分な栄養が毛髪にいかないことも起こります。
栄養不足
髪の毛はタンパク質不足が原因でやせ細ってしまうことがあります。育毛剤やトリートメントなどで髪の毛に栄養を与えることも大事ですが、普段の食生活や生活習慣も見直してみるといいですね。
ストレス
環境の変化によるストレスや、スタイリング剤、日光やほこりなどの外的ストレスが原因で前髪が薄くなることもあります。
毛穴が変形したり髪の毛に栄養を運ぶことが困難になってしまうからです。規則正しい食生活を送ることはもちろん大切ですが、髪や頭皮にストレスをかけないように気をつけて下さい。
髪が細くなる
前髪が薄くなるのは、毛髪の主成分であるたんぱく質が充分行き届いていない事も考えられます。髪内部には2種類のたんぱく質繊維から成り立ち、均一に分布していれば直毛になります。
そのたんぱく質繊維が不足したりまだらになると、髪は細くて癖が出てくるようになります。
ヘアカラー
ヘアカラーで頭皮に負担がかかるものは、ジアミンアレルギーかアルカリアレルギーです。主にヘアカラー剤の1液にジアミンとアルカリ剤が入っています。
アルカリアレルギーの症状はピリピリ、痛いなどの刺激があります。ジアミンアレルギーは、じりじりとするような違和感がある感覚があります。
薄い前髪を自分でカバーする方法
分け目を変える
長い間同じ分け目にしていると、徐々にその部分の頭皮が硬化して毛根の成長を妨げてしまうことがあります。また頑固な癖がついていることがあり、急に分け目を変えても立ち上がります。
その立ち上がりをうまく利用してみましょう。分け目を変えることで生え際をボリュームアップできます。元々毛流れに逆らう状態になるので自然と髪が立ち上がり、理想のボリューム感をキープできます。
分け目の変え方は、シャンプー後の髪が濡れた状態で分け目をいつもと反対側に取ります。分け目はコームや指で細かくジグザグに分けます。
乾かす時はいつもと反対の毛の流れになるように、手ぐしで根元を少し立ち上げて少し引っ張るようにしながら乾かします。
ターバンでヘアアレンジ
太めのターバンを薄毛の気になる位置に使用すれば目立たなくなります。ただしターバンがきつめのものを選んでしまうと、頭皮に刺激を与えて圧迫するので薄毛を誘発してしまいます。
自分の頭のサイズに合った太めのターバンを薄毛の気になる位置につければ目立たなくなります。
ドライヤーやコテで薄い前髪にボリューム
ドライヤー、カーラー、ストレートアイロンなどは前髪にボリュームを持たせるアイテムとして、スタイリングの際に有効なアイテムです。髪の毛や地肌にストレスを与えない低めの温度でじっくりセットすると良いです。
ドライヤーなら簡単にボリュームアップできます。まずドライヤーを髪の下から温風が当たるようにします。上からドライヤーの熱をあてると根本が寝てしまいます。
根元が立つように髪の内側から冷風で髪の温度を下げます。冷風をあてるとキューティクルを引き締め、髪のケラチンが崩れずに固まります。
薄い前髪の人は分け目を変えてセットする「かきあげ前髪」がおすすめです。ドライヤーを下から当てて左右に振ることで、短い前髪でもかきあげ前髪ができます。
後ろ髪となじませるために、ドライヤーと合わせてヘアアイロンを使っても良いでしょう。
美容院で前髪をイメチェンする方法
前髪を多くする
ぱっくりセンター分けや、左右どちらかに分け目をつけて前髪を長くすると余計薄毛が目立ってしまいます。前髪を多めにして厚く前に出すことでボリュームアップできます。
前髪ありで幼くなりたくない方は、少し長めにしてアイロンで毛先を丸くすると大人っぽくなります。後ろから髪の毛を持ってくるのもおすすめです。
どうしても少ない前髪を増やしたい方は、後ろから髪の毛をもってきて前髪を作りましょう。自然に前髪を増やせます。少ない前髪を増やしてカットするのは、セルフではなくプロの美容師さんにお願いしましょう。
前髪をあえて短くしてみる
ざく切り前髪は、眉毛より上まで切り込んだスタイルです。短めでざく切りすることで、薄く気になる部分に重みが出るようになります。髪と髪の間にできた隙間も気にならなくなります。
生え際が薄めの方は馴染みやすいので、気になる方はざく切り前髪がおすすめです。バラバラ感を出すスタイルで前髪の量を多くすることで、生え際をしっかりカバーできます。
薄い前髪をおしゃれにアレンジするには?
シースルーの前髪
少ない前髪の特徴を活かすのに、あえてシースルーにするのもおすすめです。シースルー前髪は40代、アラフォー世代の大人女性にも似合います。
ちょっとだけ長めのシースルーにして、おでこを隙間から見せることで大人っぽくなります。これならおでこのしわも良い感じに隠れます。
少ないと悩んでいた前髪がヘアオイルでウエット感と束感をプラスすることで、清潔感のある今どきの髪型に変わります。
シースルー前髪にする場合はコテを使うと作りやすいです。160度ぐらいに設定した32㎜のコテでセットするのがおすすめです。前髪を2段階に分けて巻くとふわっとします。
ワンレングスにする
前髪を伸ばしてワンレングスにすると、少ない前髪を解消できます。後ろ髪と合わせてかきあげ前髪風に仕上げることもできます。派手な印象にならないため、メイクは優しい色使いで薄めに仕上げると良いです。
斜め流し前髪
斜め流し前髪は、40代がするとおしゃれな前髪になります。前髪ありの気分の時は前髪を作り、前髪なしの気分の時は流すことができます。印象を変えやすいのでやっている人も多いです。
40代の前髪ありはおかしい?
前髪なしは大人っぽく見え、前髪ありは若く見られがちな印象を与えます。このように、自分をどう表現するかは髪型で左右されます。
前髪ありは思い切って伸ばしたり、前髪なしの人は思い切って前髪を作ると一気に若返って見えたりすることがあります。
前髪で印象がガラッと変わることもあり、最近の40代女優さんやモデルさんはギザギザしているデザインだったり、眉毛が見えるくらい短い長さにしている人が多いです。
前髪ありかなしかというと、ありの方が今っぽい感じがします。前髪長めが女性らしい人もいるので、若作りするのではなく自分らしさを重視するのがおすすめです。
ただし若い子がやっていると可愛いからと、40代になって「ぱっつん前髪」はおすすめしません。頑張っている感が伝わってきて、かなり痛々しく引かれることもあります。
若作りにも限度があることを知っておかなければなりません。
前髪の分け目で印象が変わる
ほとんどの人は前髪が左右非対称になっていて、顔の右側が社会的な建前を表し、左側がよりプライベートな本音を表しやすいといわれています。
変え髪の分け目を右にするか左にするかで、人に与える印象を変えられるのです。
右分け
前髪を右から左に流して顔右側に表情を見せる右分けは、女性らしくどこかミステリアスな印象になります。奥ゆかしくフェミニンな雰囲気になります。
左分け
前髪を左から右に流し、顔の左側の表情を見せる左分けは、上品で知的な印象です。本音で向き合う心の通った女性の印象を与えます。誠実な雰囲気になるので、ビジネスにおすすめです。
センター分け
分け目を中央にするセンター分けは、クールで大人っぽい印象です。どちらの顔も見せることで、誠実で凛とした雰囲気を演出できます。
モード感も漂うのでおしゃれ度がアップします。前髪をどうしようか迷った時は、なりたいイメージで決めるのがおすすめです。
まとめ:前髪薄毛は工夫次第でボリュームアップ!
いくつになっても女性は美しく可愛らしく見られたいものです。前髪は顔の印象を大きく変えるので、ヘアスタイル選びにはどんな前髪にするかというポイントが欠かせません。
前髪をカットするだけでイメチェンできる短め前髪でおしゃれ度をアップさせたり、斜めに流して大人っぽい雰囲気を楽しむこともできます。
あなたの薄い前髪の悩みがなくなることを願っています。