オフィスカジュアルが定着している会社で困るのが、「今日何を着ていこう?」ということではないですか。コーディネートがマンネリ化してしまうなど、働く女性は毎日通勤コーデを考えるのも大変です。
ある程度自由に選べるとかえってコーデを悩んでしまいませんか。服は何でもいいわけではないし、最低限のルールが存在するのがややこしいと感じることも。
具体的にどのようなオフィスカジュアルの着こなしをしていけばいいのでしょうか? 40代女性が少ないアイテムでも工夫次第で、オフィスカジュアルを着回しできるコーディネートのポイントについて紹介します。
そもそも、オフィスカジュアルとは?
オフィスカジュアルとは、オフィスで仕事をするのにふさわしいカジュアルスタイルのことです。社会人としてのマナーを守りつつ、制服やスーツではないカジュアルを取り入れたオフィスでのファッションスタイルです。
女性のオフィスカジュアルは職場や年齢、環境により許容範囲が異なります。大まかな意味として近いのは「ビジネスカジュアル」です。
フォーマルすぎずビジネスの場にふさわしい、適度にカジュアルな服装というのが一般的な考え方です。上品で清楚な雰囲気が漂う、いわゆるきちんと感が求められる服装をさすことが多いです。
既定の制服やスーツの着用を義務付ける企業が多かった一昔前に比べて、最近は比較的自由なコーデが許されるようになりました。
おしゃれ好きな人にとっては嬉しい反面、ただの普段着でもフォーマルでもないので、何を着たらいいのか分かくなってしまうのは、仕方がないのかもしれません。
オフィスカジュアルの基本アイテム
オフィスカジュアルは仕事の雰囲気にマッチさせながら、シンプルなアイテムが活躍します。基本アイテムとして女性がオフィスカジュアルでよく使う着回しアイテムがあります。
大きく分けて羽織りもの、インナー、ボトムのパンツ、スカートの4つに分けられます。デザインや色、形などのバリエを加えていけば、コーデを何通りにも増やすことができます。
シンプルなデザインのものから揃えていき、徐々にバリエを増やしていくのが良いでしょう。素材はシワになりにくいものを選ぶようにします。
色は黒、白、ベージュ、紺、グレーなどベーシックな色を基本に2色以内、多くて3色以内でまとめるとスッキリした印象になり、きちんと感が出ます。
洋服のサイズが自分に合っていることも、清潔感やきちん感が出る重要なポイントです。
白のブラウス、シャツ
白のブラウスは女性のオフィスカジュアルコーデの王道といえるアイテムです。オフィスカジュアルの着回しに便利で、知的できちんと感を出すことができます。
仕事以外のオフの日にも使えますので一枚は欲しいです。どんな色にもデザインにも合いますので、違うデザインを数枚持っていると着回ししやすくなります。
テーラードジャケット
女性のオフィスカジュアルの着回しコーデにシンプルなテーラードジャケットは持っておきたいアイテムのひとつです。
OL仕事着の永遠の定番ですし、カッコよく仕事のできる知性とパワーを演出できるアイテムです。
特にネイビーやグレーのジャケットがおすすめです。季節を問わずどんなカラーアイテムとも合うし、どんなシーンでも重宝します。
客先などオフィス外に出る機会が多い場合、アウターのジャケットがあるのはビジネスの常識です。タイトすぎずルーズすぎず、ジャストサイズを選ぶのがコツです。
薄い素材のカーディガン
カーディガンは1年を通してどんなシーンにも活用できるので、一枚は持っておきたい着回しアイテムです。ジャケットよりカジュアルな印象ですが、程よく上品で女性らしい雰囲気を出すことができます。
薄いカーディガンの色は白やネイビー、黒やグレーなどがおすすめです。カーディガンは冬にはアウターの下にコーデでき、夏場の冷房対策にも使えるので便利なアイテムです。
きれいめなパンツ
脚の形をきれいに見せてくれるきれいめパンツは、爽やかでスタイリッシュな雰囲気が女性のオフィスカジュアルコーデにぴったりです。きれいめパンツなら好感度も高いし、キャリアウーマン向きです。
スリムなデザインはどんなアイテムとも合わせやすいので、オフィスファッションにおすすめです。
膝丈スカート
膝丈スカートは女性のオフィスカジュアルコーデにふさわしい上品なボトムです。動きやすく裾が気にならない膝丈スカートは、仕事にちょうどいい長さです。
膝丈はオフィスカジュアルファッションとして好感を持たれやすい長さです。インナーやジャケット、コートとも合わせやすく、女性のオフィスコーデに必ず一枚は加えておくと便利です。
セットアップ
誰もがオフィスカジュアルを考えた時、真っ先に購入するファッションアイテムがセットアップです。上下が分かれているので別々のコーデを楽しめて便利です。
シンプルなデザイン、カラーのセットアップで上手に着回して下さい。
パンプス
オフィスカジュアルの靴はなるべくパンプスにするなど、女性にとってフォーマルなビジネス向けのものがおすすめです。特に歩きやすいパンプスが女性のオフィスカジュアルに適しています。
ミュールやロングブーツ、スニーカーは許可されている職場でない限り避けた方がいいです。ヒールは高くても7㎝位までが好ましいです。
パンプスを素足に合わせるのは夏でもNGなので、肌色に近いストッキングを合わせるようにしましょう。
オフィスカジュアルは何着の服が必要なの?
オフィスカジュアルで着回しを手持ち服でセットアップできる数は、多いようで本当はあまり数がないのが現実です。最低限の服で上手に着まわしていきましょう。
着回しの基本はボトム1本につき、3種類のトップスを用意するといいです。パンツとスカートが1本あれば、それに合わせるトップスを3種類用意することで、全部で6種類のコーデができます。
ボトムは紺や黒などの定番カラーを、トップスはどれにも合わせられるようにトーンを揃えておけば、より着回しがきいて便利です。これならコーデに幅をもたせられ、同じような服を続けて着ることも避けられます。
まとめ:少ないアイテムでも工夫次第でコーディネートを作れる
オフィスカジュアルはきちんとするのは大切なことですが、どうしてもシンプルになりがちです。仕事着を着回しで変化をつけるようにするには、着回しアイテムを上手に活用するのが大事です。
少ないアイテムでも工夫次第で色々なコーディネートを作れます。ボトム1着に対してトップスを3着ほど用意しておくと、着回しのバリエーションが増えて便利です。
コーデの幅が広がるので毎日違う印象を周囲に与えられます。毎朝出勤の服を迷わないように効率よく着回してみて下さいね。