「おしゃれな人のまねしているのに私は何だかあか抜けない。何が違うの?」
あか抜けないのはもしかすると、洋服の色使いにあるかもしれません。シルエットやアイテムはきっちりしていても、基本を押さえていないともっさりしてしまっている可能性があります。
服の系統に関してはコンサバやカジュアル、ギャル系、原宿系など一見全く違うジャンルに見えます。街で見る何となくおしゃれな人は計算してコーディネートを考えています。その一つが色使いです。
おしゃれに見えないのは洋服の色が原因かもしれません。色使いがうまくいっていない可能性があります。洋服がおしゃれに見える色の使い方についてポイントを押さえてみませんか?
ファッションの基本は3色~4色以内にまとめる
赤と黒はカッコいい、青と白は爽やか、白は太って見えるなど色には印象があります。ファッションのポイントは色数です。基本は3~4色までまとめることです。
あまりに色を多く使うとそれだけコーデをまとめるのが難しくなってダサく見えてしまいます。ダサい人は全身に使う色の数が少なすぎたり多すぎたりなど、色数を考慮していません。
一般的にコーディネートにはおしゃれに決まる色の総数という黄金則があります。その数は3あるいは4です。カラフルなコーデが好きな人もいますが、頭から爪先まで含まて全身に使っていい色の数は3色か4色なのです。
これより少ないとのっぺりした印象を与えるし、これ以上では色が多すぎて、ごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。
街中にいるお洒落さんを全身チェックしてみて下さい。頑張っている感のない垢ぬけたおしゃれさんの色数は、大抵3色か4色でおさまっているはずです。
頑張っている感の抜けない服の色数は5色であったりと微妙にオーバーしていることがあります。色を増やすことがおしゃれだと勘違いしていると、無意味に派手に見えることがあるので注意してく下さい。
チェック柄など多色使いされている柄物の服を着る場合、他のアイテムの色をモノトーンにするなど、バランスを見ながら配色を決めるといいです。
最近はモノクロコーデやワントーンコーデの人が増えています。たとえばネイビーと白の2色コーデにした時です。ここに3色目の色を足してみて下さい。その方がずっとおしゃれです。
こげ茶と白の2色ならオレンジ色のストールを加えてみる。グレーと黒の2色なら青みがかったピンクを差し色にしてみるなど。今年は黄色が流行っているから黄色でもいいのです。
コーディネートの失敗なし!正しい服の配色パターン
服の合わせ方は色の法則を使うと、コーディネートの失敗は少なくなります。でも自分の頭の中で考えているだけでは、色の好みが固定化している場合も多いです。
自分の中の当たり前にとらわれず、広い視野を持つようにするといいでしょう。しっくりこない場合は誰かにヒントを得るのもいいですね。
配色パターンは数種類あります。
- 同系の色相による濃淡、グラデーション。
- パール系、ビビッド系など似た方向の色でまとめた配色。
- 同系のトーンでまとめた配色。薄い色なら薄い色、濃い色なら濃い色でまとめる。
- 中間色による配色。グレー系、くすみ系の落ち着いた色の組み合わせ。
- 服の色合いは違っていても、明暗を合わせて一定にする。明るい色、または暗めの色で統一してまとまりをもたせる。
- ほとんど同じ色で素材やテクスチャ処理で作る配色。遠目には1色に見える繊細なファッション。
- ほぼ同色で微妙に色相とトーンがずらした配色。似た色でバランスを取った服のコーデ。
- コントラストのはっきりした配色。フランス国旗やイタリア国旗など色の差をはっきり分けた3色の組み合わせ。
コーディネート配色のNGカラー
ついやってしまうかもしれませんが、これをやってしまうとセンスを疑われるかもしれません。
ブラウンやグレー、モスグリーンなどくすんだ色
くすんだ色は実はコーデが難しいです。顔色も暗く悪くなりがちです。似合わない人が着るととても老けて見えます。
くすんだ色は顔の周りに持ってこないようにします。アクセントに1色だけ持って引き締めるなどの工夫が必要です。
派手な柄物×ブランドバッグ
おばさんのように見えてしまいます。柄物を使うときは慎重に。柄物×柄物はもってのほかです。
淡い色同士の組み合わせ
白一色、オフホワイトと薄いピンクなど淡い色同士の組み合わせで足元まで統一すると、着ぶくれしやすいので注意が必要です。
逆に黒一色でも重たい感じになります。トップスを濃い目の色にしたら黒の中に淡い色や白を持ってくるなどアクセントをつければ、すっきりした印象になります。
また女子力を高めるパステルカラーは組み合わせによってはダサくなってしまうため注意が必要です。こうしたあいまいな色の組み合わせは野暮ったくなります。
膨張色なためコーデをすっきりまとめるためにも、ボトムスかトップスのどちらか一方に持ってくるようにします。片方が濃い色にするとめりはりのあるコーデになります。
自分に似合わない色を着る
人にはそれぞれパーソナルカラーといって、その人に似合う色というものがあります。自分に似合っていない色を身につけると顔色が悪く見えたり、センスがイマイチな印象になります。
洋服が似合うかに合わないかは色が50%、形が50%決めるといわれています。ということは色が似合っていないだけで、せっかくのお気に入りの服が台無しになっている事もあり得るのです。
自分の好きな色が似合う色とも限らないので、友人に聞いてみるなど色選びは慎重になりましょう。
毎日のコーディネート基本ファッション
1. 何をメインにするか決める
その日一番主張したいアイテムを靴にするか服にするか決めます。そのアイテムでその日のスタイリングが決まります。靴をメインにする場合は靴から段々上へコーデを考えていきます。
2. 服のカラーを決める
カラーの組み合わせ方を参考に、自分のコーデした服を見直してみて下さい。柄物があればシンプルな組み合わせにする、淡い×淡いを避けるなどです。
3. アクセントカラーを決める
大体のコーデと靴が決まったらアクセントカラーを決めます。ただし無理に入れなくてもOKです。
まとめ:自分の好きな服を自分らしく着よう
本当におしゃれな人は自分の感性に従って自分の好きな服を自分らしく着ている人です。そっくりそのまま人のお真似はしません。例外なくおしゃれを楽しんでいるでしょう。
自分の好きな服が分からない人は少し服の数を減らしてみるといいです。すると本当に着たい服が分かってきます。自分らしくない、好きじゃないと思う服を手放すのもアリです。そうすることがおしゃれな人に近づくかもしれません。
どんな服を着るか考えるのは楽しいけれど、センスの良いコーデって意外と難しいかもしれません。コーデの配色の基本をマスターして、おしゃれを楽しんで下さいね。