毎日の洋服の色を1色ずつ見るときれいなのに、組み合わせるとイメージと違うと思ったことがありませんか。
試着して買ったばかりのスカートがクローゼットの中の服と相性があまり良くなかったり、カラーコーデの困った体験をしたりなど。
色には相性の良い組み合わせとそうでないものがあります。センスがいい人や素敵な感覚を持った人は色のコーデが上手なのです。アイテムはシンプルでも色を変えるだけで、グンとお洒落になります。
色使いのセンスを上げれば色を上手に組み合わせることができ、思い通りに使いこなせます。誰が見てもおかしくない色の配色法が分かるようになります。
女性服の色組み合わせは4パターンある
気が付けばいつも無難な色ばかり。おしゃれ度を高めるなら無難な色合わせは卒業しましょう。配色が周囲に与える印象を知り、ワンランク上のコーデに挑戦してみませんか。
同系の配色
1. 色味でまとめたり、似た色味同士を組わせる方法です。暖色系なら温かみのある印象に、寒色系ならクールな印象など、まとまりの良い配色になります。
2. イメージ、色の調子でまとめる方法です。薄いピンク、スカイブルー、ミントグリーンといったペールトーンでまとめるなど、近いイメージの色同士を組わせる方法です。
この場合は可愛い、優しいといった統一された印象になり、複数の色味を使ってもコーデしやすいです。
対照系の配色
3. 色味でコントラストをつける方法です。黄と青、ピンクと緑など離れた色味を組み合わせることができると、変化のある配色を楽しめます。
4. イメージ、色の調子でコントラストをつける方法です。明るい黄と暗い緑、鮮やかな赤と黒に近い紫など、明るさや鮮やかさの差がはっきりした色同士を組わせる方法です。色味以外の要素でも変化が生まれる配色です。
グレー服と相性の良い色組み合わせ
ファッションアイテムの定番カラーであるグレー、灰色。グレーは薄いグレー、ライトグレー、濃いグレー、ダークグレーなど明度によっても印象が異なるカラーです。
グレーは無彩色なので黒や白と同じくほとんどの色が合います。合わせる色によってはイメージが変わり、黒ほど強い印象はなく柔らかい感じです。
上品で優しい印象に仕上げるにはライトグレーが合わせやすいです。濃いグレーはコーデを引き締めたり、マニッシュな印象に仕上げたい時におすすめです。
グレー×白・黒
合わせる色としては白は爽やかで上品になり、黒はまじめで知的な印象になります。
グレー×ピンク
定番といっても良いほど合わせる人が多い組み合わせです。どちらも淡いカラーに感じますが、ピンクを主役にしてグレーを補色として使うことで、高度なおしゃれコーデに見えます。
グレー×パステルカラー
パステルカラーとも相性が良く、グレーをプラスすると上品でお嬢様っぽい雰囲気になります。
グレー×グリーン
グリーンは落ち着いた温かい感じです。
グレー×ブルー
ブルーと組み合わせると爽やかで上品になります。
マゼンダ服と相性の良い色組み合わせ
マゼンダは明るく鮮やかな赤紫色です。パープルでもなくピンクでもなく、ちょうど2つの色の中間をとった色味です。派手色だけど大人っぽさも感じる珍しい色です。
マゼンダ×白
白と合わせてもぼやけるこそがなく、コーデにメリハリをつけてくれます。甘くなり過ぎないのがいい感じです。
マゼンダ×黒
マゼンダカラーのおかげで黒のコーデが重くなくパッと華やかになります。
マゼンダ×グレー
女性らしさが物足りない時にぴったりです。グレーのパンツにマゼンダのトップスを合わせると、女性らしさがプラスされます。
マゼンダ×ベージュ
肌なじみのよいベージュはコーデに取り入れることで、雰囲気をやさしく穏やかに見せてくれます。
マゼンダ×ブルー
デニムのブルーは相性抜群です。デニムの色味を変えると雰囲気も変わるので、色々な組み合わせが楽しめます。
ピンク服と相性の良い色組み合わせ
ピンクは主張が強いのでベーシックな色と合わせがちですが、意外な組み合わせがあります。
ピンク×パープル
お互い同じような色味を持ったカラー同士です。スモーキーピンクベージュとパープルのスカートを合わせてもおかしくありません。ビビッド同士の色味では強くなりますがスモーキーな色味にすれば大人っぽくなります。
ブルー×ピンク
ブルー系の色はピンクに合う色です。組み合わせたら意外とまとまったことがあるかもしれません。ボーイッシュな印象のブルーデニムに正反対の女性らしいイメージのあるピンクを合わせることで、意外な効果があります。
ピンク×グリーン
ピンクとグリーンは色相環にしたとき向かい側にくる捕色という色です。真逆の色なので一番ぶつかる色ですが、どちらかが暗めだったり、グレーが混ざった色は相性が良くなります。
グリーンならカーキグリーン、深緑、ピンクならピンクベージュ、スモーキーピンクが当てはまります。
ピンク×水色
一見合わなさそうなイメージですが、想像以上におしゃれで相性抜群です。実はピンクと水色は合います。
デニムとならトライしやすいはずです。くすみピンクは水色に合わせやすく、大人カジュアルな雰囲気を楽しめます。
オレンジ×ピンク
オレンジとピンクの組み合わせはピンクの色味にもよります。黄みがかったコーラルピンクやピーチピンクならなじみます。やや紫がかった濃いピンクだと合わないかもしれません。
淡い色なら違和感がないですが、分量が多いと全体がふわふわした印象になります。明るい茶をプラスして引き締めるといいかもしれません。
ロイヤルブルーの服と相性の良い色組み合わせ
ロイヤルブルーとはイギリス王室の公式カラーの事です。エリザベス女王、チャールズ皇太子、ウイリアム王子、キャサリン妃などのお召し物で一度はご覧になったことがあるでしょう。
濃い青でわずかに紫みを帯びているせいか、高貴な雰囲気があります。インパクトのある華やかな主役級のカラーであり、全体を上品にまとめるため大人フェミニンなコーデにおすすめです。
ロイヤルブルーはスーツやワンピースの印象が強いかもしれませんが、セーターやニットで取り入れても素敵です。
ロイヤルブルー×ホワイト
鮮やかなロイヤルブルーにホワイトは夏のコーデにぴったりの爽やかな印象になります。
ロイヤルブルー×デニム
同じ青色ですがデニムの方が淡いトーンのため、ロイヤルブルーと合わせるとバランスのいいワントーンコーデにまとまります。
ロイヤルブルー×ブラック
鮮やかな青い色を引き立てやすく合わせやすいです。大人っぽいコーデになります。
ロイヤルブルー×グレー
淡い色合いのグレーが鮮やかなロイヤルブルーを中和する相性の良いカラーです。調和がとれた色合いにまとまります。
まとめ:無難な色合わせは卒業しておしゃれ度を高めよう
40代女性が悩みがちな洋服の色の組み合わせについて紹介しました。いつも買う服の色がほとんど同じだったり、洋服を選ぶときいつも無難な組み合わせになっていませんか?
最初の第一印象って残るものですが、それは色の部分が大きかったりします。おしゃれ度を高めるなら無難な色合わせは卒業しましょう。
配色が周囲に与える印象を知り、ワンランク上のコーデに挑戦してみませんか。