鳩胸で困るのは何といっても服選びです。鳩胸であることは、ファッション面で気になる特徴でしょう。
太く見えてしまうと思ってコンプレックスになっていたり、女性の方だと胸が大きく見えて良いと言われたことがあるかもしれません。
ピッタリした洋服が合わないし、胸囲で服を選ぶとウエストや腕周りが大きくぶかぶかになってしまうことが多いです。
買ったけど大きすぎたという失敗も多いのでは? 似合う服がなかなか見つからないのは悩みどころです。
ハト胸だと、服装によっては上半身にボリュームが出てがっちりしてしまうことで悩む女性も多いです。
しかし似合う服を着ればそのボリュームが魅力になりレディース感もアップします。鳩胸をカバーするポイントをうまくつかんで、素敵に見えるファッションを紹介します。
鳩胸の見分け方
鳩胸と聞くと胸元の大きな女性を想像する方が多いかもしれませんが、胸があるから鳩胸なのではありません。
胸部がハトの胸のように大きく膨らんでいるからで胸の大きさは関係なしです。男性で鳩胸なのはオードリーの春日さんが有名ですね。
鳩胸は胸元が突き出ているイメージがありますが、具体的にどんな状態なのかというと、鳩胸は胸の中心にある胸骨が前に突き出た状態の事です。
胸郭が変形して前に出ている状態で、それがハトに似ていることから鳩胸と呼ばれています。
鳩胸が見つかるのは3歳から10歳頃で、軽度の場合は成長と共に目立たなくなります。しかし重度の場合は大人でも鳩胸が目立つので、コンプレックスを感じている人も多いです。
胸が前に膨らんでいるように見えたり、胸元を触った時に骨が前に出ているように感じたりする場合、鳩胸の可能性があります。
鳩胸のデメリット
太って見える
鳩胸だと痩せていても上半身にボリュームがあるように見えやすく、胸板が厚いので太ってみられることが多いです。首が短めだと全体的なバランスが悪くなってしまうことがあります。
胸元に合わせて服を選ぶとウエストが余り、上半身のシルエットがダボっとするので着ぶくれすることがあります。
バストの谷間ができにくい
胸元が前に突き出しているのでバストに谷間ができにくいです。胸の中心が前に突き出している場合、バストのボリュームがあっても谷間を作れないです。
姿勢が崩れる
鳩胸をコンプレックスに感じている人は、肩を内側に寄せたりして姿勢が崩れやすいです。
鳩胸さんって胸が大きく見えてよい反面、服によっては太って見えてしまうことがありますが、体に合ったトップスを選べばすっきり着こなすことができます。
鳩胸女性に似合うファッション
鳩胸さんの場合、全身のバランスを上半身に集中させないように、胸元や首周りの詰まった印象をもたれない様な洋服選びが重要といえます。
胸を目立たない服装を選ぶと、はたから見てもかなり自然な体型に見えます。
硬めの素材を選びウエストマーク、丸首ではなくVネックを選ぶのがポイントです。一番似合うのはテーラードジャケットやトレンチコートです。
トップスはインしてベルトでマーク、ストレートのパンツやスカートでもOKです。
濃い色の服
黒や紺といった濃い色の服を着ると胸の大きさが強調されることもなく、引き締め効果ですっきり見せることができます。
ただ普段こういった色を着ない方は少し抵抗があるかもしれませんね。無地ではなくベースの色が濃い色で白の柄入りのものなら、重い印象になりにくいです。
デコルテがすっきり見える服
おすすめなのは思い切って首元からデコルテを出すファッションです。
Vネックは小顔に見えたり首周りをすっきり見えてくれるため、着やせ効果も狙えます。大ぶりのVネックなら、全身のバランスが良く見えるようになります。
素材は厚手のものやハリのあるものを選ぶとすっきりし、濃い色はさらに着痩せ効果もあります。一枚で着ると谷間が気になる方は、中にキャミソールなどを一枚着ればカバーできます。
ボートネックは鎖骨が程よく見える程度なので、鳩胸でも気になりません。首回りがほっそり顔もすっきり見えて、きれいに着こなせます。
デザインも丸みのある感じなので柔らかい印象になります。ボトムはふわっとしたスカートにするとバランスが取りやすいです。
シャツスタイル
鳩胸さんはシャツスタイルも似合います。流行りの抜き襟シャツも素敵です。きちんと感のあるシャツにパンツやスカートでファッションに仕上げるのも良いでしょう。
ハト胸さんのNGファッション
鳩胸は上半身にボリュームが出やすいので、上半身のボリュームの出るトップスはNGです。首が詰まって見える丸襟やUネックは上半身が大きく見えやすいので避けた方がいいでしょう。
上半身に重みを持たせる大きめマフラー、スヌード、ストール、大ぶりな短めネックレスなどはNGです。特にスヌードは流行りのアイテムですが、どうしても上半身がモコモコしてしまうので似合いません。
またボトムを大ぶりなものにすると全体が太って見えてしまうので、注意して下さい。
ハイネック、タートル
ハイネックやタートルネックなど首まで見えないファッションは鳩胸が目立ってしまいます。
また鳩胸女性は首が短めな人も多いのでバランスが悪く見えてしまいます。
ハイネックを着たい場合はリブ素材で縦長に見せたり、ノースリーブで肩を出し、ボトムにボリュームを持ってきて目線をずらすコーデをするといいです。少しでも首元をすっきりさせましょう。
または大きめのネックレスで縦のラインを出してメリハリをつけるのもおすすめです。
ゆったりしたニット
ゆったりしたニットはより上半身が重くなってしまい、着太りしやすいです。モコモコになりやすく太って見えます。
ローゲージニットやザックリ編みのニット、毛糸が太めのニットでざっくり編んであるものは、ボリュームが出るアイテムです。鳩胸を強調してしまうので避けた方がいいでしょう。
シフォン系ブラウス
柔らか素材でお腹を隠すようなゆるふわファッション、鳩胸さんだと太って見える一方です。
もしシフォン系の服を着たいときは、全体がふんわりしているデザインよりも、裾やデコルテ周りにフリルが付いている物ならOKです。
袖がパフスリーブのものも、袖部分にアクセントが付き胸の大きさを目立たなくしてくれます。
フリル・リボン付きブラウス
元々胸元にボリュームがあるので、フリルなどのボリュームがあるとより目立ってしまいます。首元にリボンのあるブラウスなども、首元の詰まりとボリュームが目立つので避けた方がいいです。
もし着たい場合はとろみのある素材でボリュームが出過ぎないようにしたり、大きめのリボンのデザインでボリュームを出してしまえば鳩胸をごまかせます。
その場合はボトムをタイトにして縦長に見せるコーデにすると良いです。
ボーダー柄
基本的に合わせやすい柄で季節問わず着られるボーダーは、体のラインを横に大きく見せてしまう柄でもあります。鳩胸さんは胸が余計に強調されてしまうので避けた方がいいかもしれません。
ボーダーよりストライプの柄で、縦のラインを見せられるファッションにした方がいいです。
Aラインワンピース
裾に向かって広がっていくAラインワンピースは楽に着れますが、上半身にボリュームがある鳩胸女性は寸胴になるので、スタイルが悪く見えます。
胸の部分が大きい分裾が広がってしまい、妊婦さんに見えてしまうこともあります。
着たい場合はウエストをベルトで締めてくびれ部分を作るか、首元が大きめに開いているものにして上半身のボリュームを抑えると良いです。
まとめ:コンプレックスを魅力に変えよう
鳩胸の女性が似合うファッションを紹介しました。
世の中には本当にたくさんのファッションが存在しています。シンプルでも派手でも鳩胸さんに似合う服は必ずあります。それが見つかったときの喜びを想像しながらオシャレを楽しんでみて下さい。
自分の体型をしっかり把握していれば、オシャレが楽しみやすくなるしコーディネートも楽になります。コンプレックスを魅力に変えて自分に自信をもってファッションを楽しんで下さいね。